四字熟語や和歌の用法

四字熟語や和歌はキムチ鍋の素のようなもので、そのまま舐めても味がするのだけど、それをふつうは水に薄めて使うように、文章においてそのまま用いるというよりは、四字熟語の故事や和歌の背景にある心情を文章の中に溶け込ませる、というのがよりただしい用法だと思う。Xで140文字にまとめなければならないとかの事情を除いて、文章のかさ増しもできるありがたさがある。


ではその故事や心情をそのまま頭に詰め込めば四字熟語として覚えるのは不要じゃないかとも思われるが、やはり人間の脳みその容量には限界があり、一文、二文を要して説明できることを漢字四文字ぽっきりで「格納」できるのはたいへんに効率が良いという便益がある。ある空間に書籍がたくさん(とてもたくさん)ある様を表現するとき、「それは車に載せれば車を引く牛が汗をかきそうなほど重く、家の中で積み上げれば天井の棟木に届くほどであった」を、「汗牛充棟」で脳みその片隅に格納することができる。で、実際に本がたくさん積まれている空間に遭遇した時、汗牛充棟を「解凍」して、車に載せれば車を引く牛が汗をかきそうなほど重いっスね、と表現することができる。(←なんかスベりそう)

ということで、四字熟語辞典でもポチろう。鈍器にもできる。

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